読むクスリ♪「運転席に座っているのは」

お茶っこ会でお話ししてくださいました。


Kさんの中学生の娘さんは学校にも行かず家に閉じこもって、お風呂もめったに入らない。「時にはイライラすることもあるけれど、ガミガミ言うことはもうしない!」とKさんはきっぱり言い切ります。


「だって、娘の車の運転席に座っているのは娘だから。母親の私ができるのは、後ろの席に座って見守ること。もし娘が『右と左、どっちに行ったらいいと思う?』

って聞いてくれたら、

『お母さんだったら右に行くかな。でも、決めるのはあなただよ』って言う。

もし私が助手席に座って、娘が行こうとしている方向を無視して横から勝手にハンドルをぐいっと回したりしたら、それこそ危険だから。」


横からハンドルを…のところで、「こわっ!」と思いました。

本人の意思ではないことに従わせるのって、これくらい怖いこと。

「普通に学校行って、大学行って、就職してっていう人生がうらやましくないわけじゃないけど、それは目的地への最短ルート、高速道路に乗っているようなものかもしれない。娘は下道で、道草したり迷ったりしながら、時間をかけて進んでいく。それが娘の人生なんだから、それでいいと思ってる。」


今はまだ、車はパーキングに入ったままかもしれない。

でも、いざエンジンかけて発進しよう、って思えるくらいエネルギーが溜まってきたら、自分が行きたい方向へ進んでいくのを、後部座席で見守ってるよ!! (R.T)

大人たちから変わろうの会,不登校,親の会,我孫子

【大人たちから変わろうの会】 私たちは千葉県我孫子市を中心に活動している不登校や行きしぶりのお子さんを持つ親の会です。大人がホッとして視点が変わると不思議とまわりも変わっていくよ♪という意味がこの名前に込められています。

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