経験談を聞くと落ち込む
9月24日(水)天王台北近隣センターにて、お茶っこ会を開催しました。 小学生1名を含む13名参加でした。
お子さんが学校に行かなくなって日が浅い方、数ヶ月ぶりに来てくださる方、常連の方、嬉しい報告に来てくださる方、いろいろな方たちがお茶っこ会に足を運んでくださり、とても嬉しいです。
お子さんの状態を受け入れるには、お母さんの気持ちがついていかない真っ只中なお話がありました。
頭ではこうした方がいいんだろうとわかっていても、とてもじゃないけどそうできない。
不登校歴の長いお母さんたちが、以前の自分たちを思い出して一緒に泣いてくれました。
つらい状況に心から共感してくれるお母さんたちの言葉は響きます。
泣けたお母さんたち自身にも、心の変化が起きたかも。
教育相談センターで定期的にお母さんが相談できる体制を!という具体的な提案もありました。
揺れ動く自分の気持ちをお茶っこ会に来るたびに立て直せるから何回も来ようと思っていると伝えてくださった方もいらっしゃいました。
近況報告をするつもりでも、人に話すことで改めて自分の気持ちに気づくこともあります。
つらい時は、誰かの経験談が素直に聞けず落ち込むという方もいらっしゃいました。
私も「同じようになんてできない」「そんなにうまくいかないから困ってる」「学校行ってなくても勉強できてるからいいじゃない」「小学校はちゃんと行ってて基礎はできてるんでしょ」「得意分野がそれだけ博識ならいいじゃん」なんて、感じてたなぁと思い出しました。
そんな時はどうか“ご自愛”に徹してください。
自分が落ち込む情報からは逃げてください。
そして、サンプル数が少ないから比べて落ち込むのかも?とも思います。
たくさんの話を聞いていくうちに、本当に人それぞれだとわかってきます。
お茶っこ会で自分や我が子の話を聞いてもらうと、違う視点が持てて安心することもあります。
他のお子さんの嬉しい報告を聞くのも、正直つらい時がありますよね。
当然です。そんな時は「あぁ、今は一緒に喜べる状態ではないんだなぁ」とただそれだけを感じてください。
誰かの嬉しい報告に希望を感じられるようになったら「一緒に喜べるようになったんだなぁ」と感じてください。
自分が傷つくかもしれないと思いながらおそるおそるお茶っこ会に来てくださっている方が少なくないと知り、私自身も改めて心に留めておこうと思いました。
お茶っこ会に来てくださるお母さんたちは本当に寄り添い上手で、正論もわかるけど本音もあるよね、まずはお母さんが自分を大事にしよう、と、とても温かくお話を聞いてくれます。どうか安心してのぞいてみてください。(S)
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