「緩む」
1月27日(火) 湖北台近隣センターにて、お茶っこ会を開催しました。
小学生2名を含む10名参加でした。
お茶っこ会に来てくださる方たちは、
学校へ行きしぶる我が子に複雑な想いを抱きながらも、
調べると無理強いをさせてはいけないらしいとわかり、
自分の想いをある意味封印し、
あらゆる手立てを尽くしてきている方が多いです。
今回来てくださった親御さんたちも、みなさんそうでした。
でもそのうち、封印している自分の想いに突き上げられる。
我が子のためにたくさんのことを考え、たくさんの関係機関とやりとりして、心身ともに疲れ果てる。
何が正解かわからないまま、迷いと不安と期待と絶望と自責に消耗する。
「学校に行けない」ことが子ども自身の不安定さにつながり、特性がマイナス方面へ強く出てしまっているお子さんや、思春期の不安定さがさらに加わったお子さんがいる。そのお子さんへの、日々の対応に疲れ果てる。
自身の生い立ちや家族との関係という、行き渋りや不登校とは直接関係のない、親御さん自身の課題が噴き出してくることも多い。
みなさん、最初にお会いするときはもう限界です。
話し出そうとした途端、涙が溢れてきます。
もう十分やってきたよ、だからこそお子さんは安心安全な環境で過ごすことができている、と私たちは思うのです。
お子さんの様子を丁寧にお聞きすると、生きづらさも感じるけれど、自分を一生懸命生きているとわかる。
継続して見守っていると、どのお子さんも着実にレジリエンスを身につけていっている。
それだけでもう大丈夫と感じる。
それを一緒に、そうだよね、大丈夫かも、大丈夫だよ、と分かち合いたい。
親御さんが自分1人で抱えてきたものを、他の視点から見ると、ちょっと違って見える。
親の不安フィルターを除くと、結構しっかり考えて行動してるじゃん、大したもんだって思うことが多い。
我が子をそんなふうに、自分をそんなふうに言ってもらえて、
シンプルに、褒めてもらえたり認めてもらえて、硬くなっていた心身が緩んでいく。
今回来られた方たちは、まだお子さんも小さかったり学校を休み始めたばかりだったりして、
無我夢中でもがいている途上かもしれません。
私たちは、お茶っこ会に来られるようになって少しずつ緩んでいく親御さんたちを見てきました。
親御さんが緩むとお子さんも緩んでいく様子も実感してきました。
緩んだら本来の力を発揮していくのを見てきました。
安心して緩んで欲しいなぁと思います。
我が子を信じて緩んで欲しいなぁと思います。
とはいえ、「緩む」って難しいですよね。
難しいタイプの方がいると思うんです、私みたいな。
私も最初は「親がリラックスするのが大事」「親も好きなことをした方がいい」とあちこちで見聞きして。
でもそのために行動しようとすると思うようにいかない。時には我が子に邪魔されるような形でうまくいかなかったりして。「何よ!ちっともうまくいかない!やろうとしてもダメじゃん!どうしろっていうのよ!」とやさぐれていた時期がありました。
自分を大事にするとか、リラックスするとか、うまくできなかったなぁと思います。
自分にとっての嬉しいことや楽しいことさえ、わかっていなかったなぁと思います。
「リラックスしなきゃ!」と思うのは、「変わらなきゃ!」と力むこと。
「変わらなきゃ!」は「今の自分じゃダメだ!」と自分を否定すること。
それでは緩めないよなーと今は感じます。
その人によって「緩むとは」のポイントは違うと思います。
我が子は大丈夫かもと思えることなのか、
私はよくやっていると思えることなのか、
誰かにしっかり認めてもらえることなのか、
見通しが持てることなのか、
私のせいじゃないと言ってもらえることなのか、
変わらなくていいと思えることなのか、
自分だけじゃないと思えることなのか、
話を聞いてもらえることなのか、
配偶者と理解し合えることなのか、
自分の親との関係を見直すことなのか、
子どもと離れた時間を持つことなのか、
1人の時間が持てることなのか、
30分でも多く眠ることなのか、
身体が楽になることなのか、
コーヒーをゆっくり飲めることなのか、
自分だけのスイーツをゆっくり食べることなのか、
推しのライブに行くことなのか、
身体を動かすことなのか、
呼吸を感じることなのか、、、
無理せず、ゆっくり、できる範囲から、
自分を大切にして、緩んでいけたらいいなぁと思います。
お茶っこ会に来て話したり聞いたりすることが少しでも「緩む」につながるのなら、どんどん利用してください。(S)
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