お茶っこ会で元気をもらって帰る
2月21日(金)湖北台近隣センターにてお茶っこ会を開催しました。高校生を含む11名参加でした。
常連さんもお久しぶりの方も来てくださいました。ちょっとだけ顔を出して差し入れをくださった方も。ありがとうございました!!
常連さんは、
「ここで元気をもらって日常に帰る」「子ども本人に直接言わない方がいいことを、ここで吐き出して気持ちを落ち着けて帰る」
を意識的にされていて、お茶っこ会をうまく使ってくださっています。お役に立てているようで嬉しく思います。
本人が意思表示をなかなかしてくれない
ので、学校とのやりとりも進まない、中学校への進学も控えてもどかしい思いをされているお母さんがお話ししてくださいました。いつもお子さんに無理をさせず、優しく忍耐強いお母さんです。
進学時は親も不安や焦りが押し寄せますよね。無理させるつもりもないのに意思表示もないとどうしていいのか迷います。
よく聞くと、お友達と遊んだりもするし、穏やかな日常を過ごしている様子。
他のお母さんたちから、どう捉えたらいいのか、どんなことが考えられるのか、色々な思いが聞かれました。
絶対的な正解はないし、焦らず焦らずと思います。
YesでもNoでもない。
YesでもありNoでもある。
自分が答えたことによる周りへの影響を考えてしまう。
自分が答えたことによる自分自身に降りかかってくる現実を考えてしまう。
決めたことが自分へのレッテル貼りになるようで決められない。
決めるための判断材料や見通しが不十分。
「決める」ためのエネルギーがもうちょっと必要。
本人にしか分からない、もしかしたら本人にも分からない何かがあるのかも知れない。
自分のモヤモヤを言語化できないのかも知れない。
現実的に最低限の決めなきゃいけないことはありますよね。だから親は焦る。だけど、世間や大人が言う節目って、本人のタイミングとは違う。
本人の意思表示の現状そのままで、できるだけ変更可能な形で決めておいて、「本人が後々希望したことや、その時の本人にとって一番いい方法を優先するという方針」を、学校側とお話しできればいいのかなと個人的には思いました。
そして、安心安全な日常をこれまで通り、そして少しずつ広げられたらいいのかな。つまり、お母さんがこれまでされてきたことが一番なんじゃないかなと感じました。あ、これも正解ではなく。
対照的に、
お友達とのあれこれを訴えてくるお子さん。
お子さんの思いは真実ではあるけれど、年齢や特性によっては捉え方が狭かったり偏ったり、記憶の強さも多分大人の想像以上。対応にもご苦労が感じられます。
お茶っこ会で話したり、周辺の事情を知る人に違う角度から聞くことで、お母さんも少し俯瞰できたようでした。
お子さんからの訴えを一身に受けるのはお母さんになりがちですね。
気持ちも分かってあげたいし、どこまで客観的な事実なのかも見極めないといけないし、親がどこまで介入すべきなのかも迷うし。心も頭も身体もフル回転。どうか隙間時間でセルフケアして欲しいなと思います。
女の子のお母さんは、
生理周期にまつわる体調や気分の乱れにどうしてあげたらいいものか
と相談されました。これに関しては人それぞれ、千差万別。お母さんたち自身も人知れず苦慮を重ねていることかも知れません。中高大の思春期のお子さんの相談がもっと気軽にできるルートと雰囲気があればいいなと思います。
私自身も、若い頃から悩みは尽きませんでした。幸い体質にピッタリ合う漢方薬に出会って、20年以上経った今でも飲み続けています(更年期にもいいらしい)。でも1人で闘ってきた感は拭えません。
この話題になると皆さん次々と思いやエピソードが出てきます。そしてその時に優しくされたり理解してくれた嬉しい話も出てきます。
不安を話す時って、それを解決してほしいより前に、不安な気持ちに寄り添ってほしいんですよね。私も娘がいるので、ちょっとした不安を無碍にしないように気をつけようと改めて思いました。
お母さん自身が勇気を出して挑戦したこと
を話してくださった方もいました。
お子さんのこと優先で、自分のことは後回しになりがちなお母さん。
でもお子さんも、お母さんが楽しんだりお母さん自身のことを大事にしているのは嬉しいと思う。
そして、親の関心が自分だけに降り注いでいるのは、特に思春期はしんどいこともありますもんね。嬉しいご報告でした。(S)
0コメント